わたしも目撃者なの

行ってきましたよ、菊川Stranger。

清澄白河の近くとか言われても初探訪だったので、ストレートに到着してスタンバイOK。
でもまだ時間あるからどしよかなと思ったら、こちらはドリンクでグラスワインがあるのですね。
大抵の映画館は生ビールかスーパードライだったり...
え?それよりも、半年もご無沙汰のご挨拶はないのって?
エクスキューズってのが嫌いなので許してね。

というわけで、ヴィーノブランコをグビッと飲み干してイイ調子ですよ。
ビールだと大抵映画の終盤近くで尿意との戦いになってしまうので、グラスワインはアリですね!
ワンカップだとやりすぎで、自宅モードに突入して半分過ぎたとこで居眠りこいちゃうかも。

大好きなアルジェント初期三部作(音楽:モリコーネ)特集上映となったら、そりゃ行くでしょ!
特製パンフもTシャツも買っちゃうでしょそりゃ。

4匹の蝿は今は無きシアターN渋谷で観たし(あの時のが一番ですね。家政婦のワンピースの紫柄の発色の良さは、その後DVD→HDリマスターDVDと買い直しましたが、シアターNレベルを表現できていません)、歓びの毒牙は最近我が家で何回も観ました。
あ、そうそう、ご紹介するする詐欺になってる我が家のサウンドシステムですが、なつかしいスピーカースタンド作製現場写真をちょこっと載せます。全貌はいずれね。

で、結局今回の特集で観たのは「わたしは目撃者」でした。後の二つも、もしかしてのソフト化前哨戦なのかもで検証しておきたがったのですが。

「わたしは〜」は今現在、英国ARROW盤UHDを超えるクォリティのものは出ていないでしょうし、何より日本盤がとんとリリースされていません。
写真の上がARROWのUHDで下がだいぶ以前出た日本盤DVD。
でもこのDVDには日本語吹替え(なんと1981年フジTVのもの)が入ってるんですね!
では、カトリーヌスパーク様の吹替は誰がやっているのかといえば、高島雅羅さん。
我らが野沢那智に薫陶を受けたという実力派の大ベテランだそうで、何かグッとくる話はないかと調べてみれば、あの超偏食若社長を支える夫人、真山信子(美味しんぼ配信視聴不可回「食卓の広がり」)の声を演じてらっしゃるのですね。
そうです、「わたし、もう迷いません」と山岡にアデューを告げるも、ハイパー鈍感山岡ぴくりとも響かず、栗田ゆう子にバチバチにしばかれるという、あの名ラストシーンのエピソードですよ。

えーと、でどうだったかといえば、「わたしは〜」だけの感想ですが、やっぱ大画面で観るのはいいですな〜。
しかし、黄色くて暗い。またか。

4Kのこの問題は過去投稿通り色々勉強しましたが、ソフト化されたUHDを自宅で鑑賞する際の「黄色くて暗い」の解決は、2024/1/27の投稿「Oh,big deal,kid」に書きました。ぜひお読み下さい。

欧州人と日本人の瞳の色の濃さゆえの基準の違いなんじゃないの、なんて話もありますが、過去リリースされていたソフト群にはこんなに黄色くて暗いのなんてないと思うんだけどなぁ。
現に、先のわたしは目撃者のDVDも黄色味とは無縁、ちょっと色が薄いかなというものです。
黄色暗もなく当たり前にこうでしたよね。

今回の字幕はアルジェント研究会の矢澤さん書き下ろしだそうですが、「オケラのジジ」は残して欲しかったです。もちょっとエスプリというか、翻訳の遊び心があった方が文化的です。額田やえ子さんはじめ、映画やドラマの翻訳/吹替え文化を殺してはいけません。
ま、何よりも危惧しているのは、あの黄色暗の画のままでUHDやブルーレイ発売は勘弁してちょということです。それに字幕は矢澤版でも、81年吹替音声は必ず入れて欲しいですね。

音といえば、この作品はモノラル音声ゆえか、真ん中下の方からのみ音が出ていて、始まった時はありゃ〜と思いましたが、ま、耳はすぐに慣れるものです。
これは我が家でARROW版を再生するときも一緒で、あんなにあるスピーカー群の中で、鳴っているのはセンタースピーカーのみ。
疑似ステレオにしろとは言いませんが、全部のスピーカーからモノラルでイイから音出す方法ってないんですかね?

サラウンドアンプの自動サラウンドをOFFにしても変わりませんでした。

 

ま、そんなこんなで菊川巡礼も1回こっきりで、次はいつになる事やらと思っていたら、何と!



「レッドサン」ですよ!!

Kリマスターで画像クッキリということは、ウルスラアンドレスのオッp…

イヤー楽しみですねー。

できれば、吹替音声版もやってくれないかしら。

いつぞやテレ東で観たときは、アランドロンの登場シーン第1声(もちろん那智)にはひっくり返ったし、ブロンソン:大塚周夫さん、三船:大塚明夫の親子吹替も泣かせる。

したらばオリジナル音声回:ウィスキー、吹替回:ワンカップかな~。

なんて妄想をしながら、帰り道は足を延ばして錦糸町へ。

20数年前通い詰めた中華屋さんが健在と知り、大好きだった麻婆豆腐をペロリ。



食い散らかしてる最中の写真で大変恐縮ですが、ほんとに美味しかった。

ホワジャオ激辛葉ニンニクなんて凝ったものではなく、だれでも食べやすいマーボーですが、これがウマいのなんのって。

豆腐(絹)も1丁使ってたっぷりこん。

そして付け合わせのスープを飲んで驚愕。なんちゅー旨さ!決して添え物ではありません。どんぶり一杯飲みたい位。スープ取りが素晴らしいんでしょうな。

 

そんなこんなで帰ってきて改めてARROWUHDを観てみました。

お供はというと、



Wendy‘s USAダブル~(Daves Double)

先の錦糸町の中華屋が20年ぶりだとしたら、Wendy‘sなんて30年ぶりくらいかしら。

First Kitchenとくっついて再上陸してたんですね。

3人組YouTuberの動画にあった通り、ワッパーと張れるメニューですが、パティはこっちの方が段違いにウマイですね。
BURGER KING
は立ち飲みの帰りについつい寄ってお土産にして翌日後悔したりしてたので、今度はWendy‘sにしましょう。
 


で、今回の上映と比べてARROWはどうだったかというと、

「やっぱり黄色くも暗くもねーじゃん。」

SynapsSUSPIRIAの完璧な美しさに比べれば、ARROWの一連のアルジェントものには、もちょっと何とか…というところもありますが、でも発色も良く、合格点ではあると思います。

もしも、ブルーレイ、UHD化企画が進行中だとしたら、ARROW以上のものを期待したいですね。


はっ⁉︎もしかして「生き物3部作BOX」?

といっても日本ならではの特典となりえるものって、「わたしは目撃者」の吹替音声位なので(「歓びの毒牙」と「4匹の蠅」にはTV吹替が存在しません)それもどうでしょうか?

BOXでミニポスターやら何やら入れられるくらいなら、単品で画像や字幕や解説をきちんとしてもらえるのが一番と思います。ポスターや日本公開時のチラシや新聞広告とかは画像データで十分でしょう。ペーパーレスを標榜しているわけではありませんが、もう子供だましみたいなオマケはそろそろ方向転換しませんか?だって買うのはいい大人なんだから。売る方も買う方も双方考えを変えないとですね。

*アルジェント研究会 矢澤さんの「歓びの毒牙」現地探訪はなかなか素晴らしいので可能ならぜひ。あのオタク力というか行動力には敬意を表します。

 

たまーに書いたと思ったらこんなに長文でしかも飲み食いの話が半分なんて、なんて私らしいのでしょう。

なぜなら全てが生きる歓び(La joie de vivre)なんですからね。

ではまた。

 







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