確実に破産



mo大変なんです

前回の続き、Profondo Rosso=Deep RedのUHDディスク鑑賞計画ですが、UHD対応プレイヤーを購入したのは良いものの、UHDとか4Kだとかの沼に、片足どころか両足に留まらず、パンツぐっしょりになるまで浸るには、映像を投影する対象デバイス、つまり、『UHD/4K苦しゅうないぞ』というモニター(今の代なら液晶パネルデバイス)が必要とな!

amazonの払いがとんでも無いことになってんだろなぁ、こんな趣味のものだけでなく、生活雑貨飲食料品まで買ってるしなぁ、でもやるんだよ!で、PHILIPS社製の"DisplayHDR1000"認証なるモニターを入手しましたっ。中古で。ふーっ。

モニターのスペックについては詳しく触れませんが、プレイヤーもモニターもUHDソフト鑑賞の土台はきちんと揃えて書いているという事です。
で、冒頭の写真ですが、このモニターに色々繋いだりするのにこれまた細々と変換デバイスを買い足さねばならぬ、むぅう... という図でして、一般的なテレビの様にたくさんHDMIインプットが付いていたり、アナログ入力、オーディオ出力があったりするわけではないので、mo大変。
この手のモニターはゲームで使用する方が多いのでしょうが、みなさんどうしてるんですかね(当方ゲームは一切やりませんの)。

兎にも角にも、映像はUHDプレイヤーのHDMI端子から変換デバイスを咬ましてモニターのDisplayポートに、同じくUHDプレイヤーからRCA変換でLUXMANアンプとサウンドシステムへ(あ、我が家のサウンドシステムについて書く書くと言って全然やってませんでしたね。いずれまたね)。

さぁ、爆音上映の準備が整いましたぞ!
んじゃこれ、
行ってみましょー‼︎

*これ以降は、書き込み当時の感想で、実は「色合い」問題はほぼ解決しました。20231231日と2024年1月27日の投稿で解決のステップを書き込んでいますので、ぜひぜひお読みください

じゃ消しちゃえばイイじゃん?とも思いましたが、「違和感の気づき」をきっかけに始まる、人間「脳内」ドラマの記録としてせっかくなので残しておくことにしました。

気づきから移行する「疑心暗鬼」ってネガティブな意味だけでは決して無く、人間ならではの想像力なので、さわやかによりそってあげるか、ダークサイドの奥もその奥もと落ちていくかはその人次第。

ならば海原雄山になって言いたいこと言わせれば面白インじゃん?というのがファンタジーですね。

私の脳内海原雄山が、山岡士郎を相手に、ガーハッハッとコテンパンにする名調子の裏には、映像世界の色について調べてみたり、色の属性を整理した「色相」、それに対して絵画の「色層(一枚のキャンバスに散りばめられた色の組み合わせとでも言いましょうか)」、どちらも見るもの心に印象を残す事だよなーとか、絵画といえば山田五郎がYouTubeチャンネルで画集の印刷の話をしていたから雄山のセリフにはもってこいだべとか、色んなことを組み合わせたり、調べたりと、考えの鍛錬をしているというと大袈裟かもしれませんが、さわやかに生きる自分のためにやってるんです。ブログって、その人の人間ドラマのちょっとした記録であって、科学論文じゃありませんからね。

ま、巨人の星リミックスも海原雄山もたまに脳内に湧いて出るのが自分でも好きなので、ブログ内作品として残してるんですよ。



むぅう
なんだこれは...

色が濃すぎる!暗い!

もちろん、モニターもプレイヤーも様々なセッティングをしこたま試した上でのことです。
いつもの悪い癖で長文だったり話があっちゃこっちゃに飛んだりするので1回のブログでは話が終わらないのはその通りなのですが、以来夜な夜な機器の設定に明け暮れてるからなのです。

おかげでとんでもなく目が疲れて肩凝りが史上最強となってしまい、頭痛が登場するまでになってしまいましたので、整体行ったりYouTubeでコリほぐしやリンパ流しを覚えてこちらも日々行ってますの。

あ、ちなみに以前も書きました4Kものに付き物なのか?と疑っていた「黄色味」は、UHDプレイヤーの出力映像解像度を「自動」から「4K」に固定したら概ね解消されました。そんなものなのでしょうかねぇ。

話をARROWのDEEP RED UHDに戻しますと、なんでこんなに暗いんでしょね。
アルジェントのソフトについて調べていたら、ある作品のUHD記事に、アルジェントは自分の作品は真っ暗闇の中で観てほしいというくだりがありました。
おそらく明るいリビングより、真っ暗になる映画館が理想という意味なんでしょうが、もしやもしやUHDで復刻されたソフトについても同じだとしたら...
ということで、すっかり夜の帳が降りた深い時間まで待って、街灯の明かりも入ってこない様遮光カーテンを締切り、暗黒の世界と化したお部屋で行ってみると.....














やはり暗い!色が濃すぎる!!
HDRの、DisplayHDR1000の売りは暗いところはしっかり暗く、一番明るいところまでのレンジが広く、しかもその明るさ暗さの推移や色層がスムーズに表現できることだ。
冒頭のコンセルバトワールのシーンでは影の部分とサックス奏者のダークスーツが同化して見えるではないか。ベーシストのジャケットは深い赤のベルベットだが、これでは黒が勝ち過ぎている。
超心理学会では濃すぎる色ゆえ会場の赤が強すぎ、客席でヒソヒソ話をしている老人2人やタバコを吸ってる牧師の上着がまた影と同化するほどだ。それに人物の顔に至ってはどうだ。最も手前の顔は白く光る程で、距離が空くに従い赤ら顔になっていくのはどうしたことか。
画像の精細度については褒めてやろう。しかしこれは進歩した技術のおかげであって、問題なのはそこではない。色彩をどう扱っているか、すなわち「色層」だ。
色相と混同し、個別の色の強弱やスペクトル上をさまよって色彩をコントロールしようという愚かな発想では、作品本来が持つポテンシャルを伝えることはできぬ。
人の手によらない自然の光景も、照明からコスチューム、セットの色合いまでこだわり抜いた作品も、どちらも織りなされた色層ということだ。
その構図の一つ一つが観る者を捉え、心に印象を焼き付ける。そしてそのどちらもがそこに自然に存在したものなのだ。
データを収めるメディアの情報量や投影デバイスの機能が向上しても、小手先の情報操作では、色層の自然な表現など出来るはずがない。
絵画を画集として出版する際、実物にいかに近づけるかという印刷の技術は永遠の課題であると言われるが、そこで培われてきたものは、自然な表現で作品の持つ力を伝えるという技術者としての矜持、そしてその目に見えぬ経験や叡智のおかげで、観るものの心が震えるのだ。
人の心を感動させるのは、人の心だけだ。士郎、まだお前はそれが分からぬか!

どうも私の脳内海原雄山にとっての崇拝の対象は、魯山人ではなく、ダリオアルジェントなのでしょうか?はたまた50年代のヴィンテイジギター職人だったりとか色々だったりもします。

4Kレストアのことは、この記事で勉強しました。

なるほど、修復や補正の後の、音楽でいう「マスタリング」のことを「グレーディング」というのですな。
そして文中にある東京現像所やIMAGICAといった歴史ある現像所がその作業を行っているとあります。
そういえばいつぞやSESSO MATTOがDVD化される際、五反田のIMAGICAに試写を観に行ったことがありましたな。
IMAGICAですって⁈


そうです!
我が家のスタンダードとしてご紹介している、「サスペリアアルティメットコレクションBOX」は、シネフィルイマジカのクレジットなのです!

やはり、歴史ある現像所の矜持に賭けて制作されたものと、ぽっと出の海外オタクレーベルではこれだけクオリティに差があるということでしょうか。
実は今、大変ヤキモキしていることがありまして、こんなニュースが入ってきました。



すでにamazonで予約受付開始と同時に、価格高すぎとか、こんなにディスクいらないとか、1もそうだったけどジャケにキモ=ネタバレ寸前の画像載せすぎ杉良金さんの予告じゃねんだからとか、下の写真2枚が黄色いぜ!とか、さまざまなレビューが発売前から書き込まれてます(最後の2つはなかったかもしれませんが)。
大丈夫でしょうか...?
わかりません....

もはやIMAGICAクオリティを望むことは叶わぬのでしょうか。
OK、とことん見届けてやるぜ!せっかく精細度の上がったメディアでどんだけ自然な色層を再現できるのか、観せてみい!!
よ〜し、次は「サスペリア」ソフト群について書いちゃるぞ!
とまた血圧が上がったところで、
「ちわ〜、郵便でーす」
今時そんなふうに郵便屋さんは来ませんが、


な、なんじゃコレは〜!
アルジェント初期名作のARROW版UHDがこんなにたくさん!!!
ヒョエ〜!
ゲバラバゲバラバテレビレビー

まだまだ続くよ〜。

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