さぁ、今日はみんな大好き「2001年宇宙の旅 - 2001:A SPACE ODYSSEY」ですよ!
「いくつになっても」の回で、ターンテーブルのケーブルをヴァイタルに変更してから、英国産の音楽を聞くのが楽しくて仕様がないのですが、んでは久々に英国オリジナル盤のレコードが欲しいぞよ!と手に入れたのが、「2001年〜」のサントラ。
いや〜イイですね!
と、ツァラトゥストラやらリゲティやら、あの映像を飾った素晴らしき音楽が我が家に鳴り響き、特に「ドナウ」のブンチャッチャは、我がスピーカーシステムをこれでもかと鳴らしまくっています。*スピーカーシステムについてはそのうちあらためてご紹介します。
うんうん、良いぞと思い悦に浸っていたら、驚愕の事実を知ることに。
この映画の冒頭と終幕にどど〜んと鳴り響く「ツァラトゥストラかく語りき」。
もちろんサントラに収録されている、カールベーム指揮、ベルリンフィルの演奏が映画で流れるヴァージョンと思いきや、実は実は、カラヤン指揮、ウィーンフィルのヴァージョンが真のサウンドトラックだったとは‼︎
あら〜。
ではカラヤン版はリリースされてないのかといえば、しっかりCD化されていましたのでメルカリでポチリ。
なぜにバタやん、いや、カラヤン版がサントラに収録できなかったのか、「エクソシスト」の「チューブラーベルズ」の様なややこしい問題があったのでしょうか?
ちなみにこのCD版サントラ、1曲目がツァラやんではなく、リゲティの「アトモスフェール」ですよね?何でだと思います?
実は実は、映画公開時、本編上映前にこの曲が流されていたのだそうです!
客入れの際か、本編開始直前に流れていたのかは不明ですが、なぜそれが解ったかといえば、amazon prime版では、冒頭のこの「アトモスフェール」込みで配信がされているのです。
最初、真っ暗な画面のままでなかなか始まんねーなーと思っていたら、何やら不穏な音楽が流れ、しばらくしてやっとこツァラやんに繋がると言う、実にニクイ仕様。
いやー、何回見てもいーなーと、またもや大ラスのブンチャッチャまで、ヴォリュームを上げて我がオーディオシステムと共に堪能していたところ、
な、なんと!あの日本語吹替版も配信とな⁉︎
これですな!
時は1981年、淀川さんの日曜洋画劇場で初テレビ放映され、劇場公開リアルタイムの未経験世代だったあたくし等をショックと感動に打ち震えさせた、あのTV放映、あの日本語吹替版がアマプラにやってきました。思わず、レンタルでなく、購入した次第。
フロイド博士が立ち去った後に、ロシアの科学者達がロシア語で喋るシーンがありますが、日本語字幕版ではこの部分は翻訳なし。
しかし吹替版では、当時から覚えていた通り、
「やはり口が固いな」
「そうね、そりゃそうよ」
そうそう、これこれ!
素晴らしき日本語吹替文化‼︎
よーし、こうなったら2010年も観ちゃいましょうか!
こっちは手持ちのブルーレイに吹替が入ってます。
ロイシャイダーの羽佐間道夫はお約束ですが、ボーマン船長(キアデュリア)、HALの吹替も2001年を継承していて嬉しい限り!ヘレンミレンの若いお姿も!
下の動画、町山さんの解説によると、2001年のラスト、スターチャイルドとなったボーマンが、地球上に浮かんでいる核爆弾を搭載した衛星を全て消し去ってしまうというのが、当初描かれていたクライマックスだそうな。
人類が生み出してしまった核の脅威を消し去ることができるのは、超人類に昇華した存在だけなのでしょうか?
なんかそれも納得ですね。
なぜなら、それを阻むもの、「利権」「社会構造と称する理屈や足枷」「ルサンチマン」「自分だけが得をしようというシステム作り」に地球が溢れてしまったからなのでしょうね。
しかし、それら阻むもののしょーもない理論や言い訳など実にくだらん!
映画でいえば、「2001年〜」「テオレマ」等々に触れることで、とても大事なことが見えてくる。素晴らしい文化と共に生きてきた自分達は、自分のマインドを昇華させることは体験済みよ!
と、堂々と胸を張って言えますね。
いや〜、映画って本当に素晴らしいものですね。
これは晴夫か...
後でまた、お会いしましょうね。
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