としやの日


何ちゅー画質の良さ!
1080HDとありますので、YouTubeの設定で画質を1080にしてご覧ください。
動きの滑らかさ、銃のケースの内張の質感、スイカの皮のアクの強い感じetc.etc...
動く人物の背景が滲むのは、動画をアップする際の圧縮ですから、元の高画質でブルーレイ化とかされてるんですかね?

銃器には特に興味はありませんが、これの前のシーンで特注ライフルの構想を語るジャッカルとそれを聴く職人は、ステキな未来を(恐ろしい目的ですが)まさに共有できているし、出来上がった特注ライフルを愛でる(撫で撫でしたりバランスとったり)ところなど、私がギターでやってることと一緒じゃん!発注も職人もひとりでやってますが。
だからこの映画は男の子に永遠に人気があるのですな。

それにしても最後のスイカ炸裂は残忍ですなぁ。
銃弾(bullet)に秘密があるそうですが、もし成功していたらケネディ以上の惨劇となったでしょうな(打ち合わせのシーンではテーブルにケネディの写真があるし)... おー怖っ!


ということで、前回からの続き、デカールの上からのトップコートを慎重に行い、見事吹き上がりました!

デカールは白化もせず、余白もわかりません。大成功ですな!
これからいよいよ水研ぎです。
研ぎました。
よく分かりませんか?


すっかり日が暮れちゃったので白熱電球の光ですが、デカールの段差も無くなってお見事まっ平。
ペーパーは2500まで、その後コンパウンドですから、細かい筋は光っちゃいますね。
プラモデラーの方々は、コンパウンド前にもっと目の細かい何某かで磨くそうですが、もうこんなもんで良いでしょう。

塗装のフェイズがクリアできたので、イヨイヨハードウェアの取り付けにかかりましょう。
ペグは、現行のFキーにしました。
このネック入手時のテストでは、

手元にあった、「男はやっぱりストラト〜」で使用していた現行シャーラーのゴールドを付けてみました。


72年ネックだと、当時のFキーはまだシャーラー製ではありませんから、ブッシュの穴の上下を広げてあげないといけませんので、ステップドリルの10mmで加工。

シャーラーFキーの良いところは、シンプルさと見た目。ペグポストが短いのもまた良しですが、機能的には以前も書きましたが、むうぅとなります。
使っているうちにすごく硬くなったり、アホほど遊びができたりと、いにしえのFキーの悪いところが蘇ってきてしまうのはいやはや。
さらに、ポストに空いた弦通しの穴が小さくて、6弦(.046)がギリギリ入るかどうかなんて、なんともはや。

「男はやっぱりストラト〜」で付けた当初には、音の感じも大層気に入っていたのですが、上記の理由でお役御免になり候で、現行Fキー(台湾製?)に代替わりした次第でしたので、まぁ、今回も現行Fキー一択です。

で、塗装前に外したシャーラーを見て「えっ⁉︎」と驚いたのが、


お分かりですか?



に、に、西ドイツ製???
今、21世紀になって20年も経っちゃってるんですよ⁉︎
まさか、70年代からずっと同じ金型使ってるんじゃなかろーかもしかしてー‼︎

ニャンコ先生も大層興奮しておられますが、それにしては文字がくっきりしてますね。
長いことやってると文字などは判別しづらくなってくるので、まぁこれもレプリカの一環なのかもしれませんね。
でもなー、あの使ってるうちにたちまちガタガタ、キツキツになっちゃうところはなんとかしてほしかったですね。まるでこっちは金型がヤレてきちゃって精度が落ちたみたいじゃないですか。

ということで、新塗装の塗料が入り込んだペグ穴を、こちらもステップドリルでお掃除して装着。



うむ。デカヘッドにはやはりFキーです!
サウンドハウスのレビューには、ケース部が重なってしまい削らないとねじ止め出来ないなんてご意見が数件投稿されていますが、FキーがデフォルトであったヴィンテイジFenderでは全くそんなことはありません。
Fenderブランドであっても、80年代以降から様々な地域で生産される様になって、ペグホールの間隔の規格が変わってしまう理由があったのでしょうか?
インチがミリになった?
しかし南北アメリカ大陸製でもそうだと聞いたりします。
で、それに倣って、ライセンスドのリプレイスメントネックでも同様の現象が多発。
よくよく比べてみたことはありませんが、いくらヘッド形状を近付けても、雰囲気変わってきちゃうんじゃないでしょうかね?

さて、冒頭の「ジャッカルの日」伏線はいつ回収されるのかといえば、デカヘッドFenderには物騒な名前のパーツが付いているじゃありませんか。

トラスロッド調整用ナット、その名も「ブレット」=弾丸。
そういえば、こんなのもありましたよね。


なつかしーですねー。
街のレコード屋さんには、ヤマハの弦か、高級(舶来)枠ではこれが置いてありました。
ボールエンドが輪っかではなく弾丸状なんですよね。
しかし、これは.009からのセットですが、6弦のゲージが.040?普通.042ですよね?
ということで、アーニー等を使う様になっても、この弦を手に取ることはありませんでしたね。
でなんと、今でも売ってるんですね。

ブレットの形状が少し長くなりましたか。ゲージも普通だし、今度使ってみようかしら。
でも高い!
弦に4桁はなかなか出せないですよ。

話をヘッドのブレットに戻すと、上の写真でも、こちらでも


ブレットはまぁ大抵こんな位置におさまってます。
しかし、塗装が完了していざブレット装填!とぐいぐいねじ込んでいくと、いつまで経っても止まらない⁉︎
やっと止まったと思ったら、かなり穴に潜り込んでいます。
これは一体どうしたことか?

どうやら、ブレットとネックの間にあるべきワッシャーが行方不明になってしまった様です。
この動画の1:10あたりで、ロッドと共にぬるっと出てくる厚めのワッシャー。

塗装剥がしに入る前か後か、どこかのタイミングで外れてどっかに行っちゃった様で、ゴミ箱まで漁りましたが見つかりません。
こりゃ参った。
ブレットが巣ごもりじゃ、反りに反りまくったゆえにどんだけロッド締め込んだんじゃこのネックは!なんて、この時期の超硬木ネックではあり得ない見た目なのもいただけません。

じゃどれ、StewMacには売ってないの?と検索したらありました。

チェックした厚さ2.54mmがおそらくオリジナルでしょう。
しかし、

モノが4つで¥1,554はまだしも、送料が...
エアメールは本体より少々安いけれどいつ届くか分かりゃしないし、他2つの選択肢はワッシャー4コには相当オーヴァーコストでしょう。
どこかStewMacの代理店やってくれませんか?ネット通販で。ちゃんと在庫して。商品価格に送料埋め込んだりしないで、いくら以上は無料とか、小物はレタパで送るとか。
お願いしますよ。

ということで、ドンズバのStewMacは諦めて、代替え品を国内で探すべく、モノタロウから何から猛検索。
楽器系サイトは全滅でした。
ちなみに先のStewMacの表記で行くと外径が9.3mm、内径はネット上の下馬評では5.3mm。
やはりインチモノに絞って、とやっても近いサイズで単位何百枚とか... これもオーヴァーコスト。

やっと探し当てたのがこちら。

バイクのパーツらしいですね。

外径は8.5mmですから、
StewMacとの差は0.8mmですが、まぁイイでしょう。


サイトの写真では面取りが目立って、サイズが小さい分めり込んだりしないかと心配しましたが、届いた実物を見てまぁ安心。
厚さ1mmですから、3枚入れてみましょう。


じゃじゃーん。うまく行きました。

キマってますねぇ。
ジャッカルは結局うまく行きませんでしたが、今日は目出たく私の日と相成りました。





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