今回のブログのタイトルを書いたら、一瞬上のくだりが脳内を通り過ぎましたが何を言ってるんでしょうね。
まぁ何かめんどくさそうな事だと思うので気にせずいきましょう。
ということで、前回ご紹介した72年製ネック。
これはこれで愛嬌のあるヘッドではあるのですが、合わせるボディとの「マッチング」を図るとなると、んー。
となると、ヘッド表面のリフィニッシュということになりますね。
しかもポチポチは表面の塗装ではなく、ラインストーンを埋め込んでいた穴をエポキシ樹脂で埋めてあるというので、塗膜を削っただけでは消えませんね。
よってナチュラルフィニッシュは不可。
さぁ、そこですよ。
Fenderで「マッチング」といえば、「マッチングヘッド matching head」でしょう!
要はするに、ボディカラーとマッチしたカラーリングに仕上げられた、60年代後半のシャレオツヘッド。
なんとイカす!妄想膨らむ!!
そりゃ結構ですが、ロゴはどうしましょ?
よくある手の、補修用デカールを貼り付けましょうか。
しかし、あのテのものはどこかしら手抜きデザインで、せっかくのヘッドの雰囲気がしまらないんですよね。
なんと、縦に潰れてます!見本写真ではうっかり見逃してしまったのは、他の部分の検証に忙しく、どうせ少し斜めに写っているんだろうと、勝手にイメージしてしまったのでしょう。
レジスターの®︎もパテントナンバーも全然違うじゃん!
72年当時は「パソコンのフォント」なんて概念もない時代ですから、一文字一文字をキチッと並べてデザインしているのですから、「美しさの成り立ち」が違うのです。
何十年も続いていた左は「デザイン」ですが、右は「フォント」です。
以前も同じことを言いましたが、大袈裟でもなんでもなく、こうやって文化が失われていくのを目の当たりにしているのだなということです。
"Contour Body"はよくあるフォントなのでいいのですが、"ORIGINAL"と"PATENTED"....
やっちゃってるというかやってないのですが、もうちょっと近いフォント探しませんか?
よく見るとポツポツのエポキシは透明度があり、木(メイプル)にガラス玉が埋め込んであるようでなかなかにチャーミングです。
このコンセプトは活かせるかもしれませんね。でも今回はマッチングヘッドですので。
では、下塗りから始めて、色調合して、どうや!
試技第一弾
ロゴの削れているところは、浮いてしまった部分。
ん〜、何やら前途多難な予感。
では続きはつづきでねー。
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