You’re my midnight Queen その4

ウッヒョ〜!


肝付ホタテが2貫。

毎度お馴染みのピンボケの魔術師ですが、その毎度お馴染みの1貫売りのお寿司屋さんなのでいつもの2倍!

「あります?」

「あと2つ」

「(今年最後だろな)じゃ2ついただいてイイですか?」
というのがこの写真。毎度言ってますが、あ〜たまらん!これだから春って好き。
私の後に頼んで「終わっちゃったー」って言われていた方、スミマセン。

2倍といえば、前回のこちら


ボディトップに2mmのアルミに2mmのアクリル。アルミと塗装でなんて考えていた当初からすれば、それこそ2倍。
となると、今まで当たり前に行なっていたことが叶わなくなるわけで、
「〜その2」でお気付きの方もいらっしゃるでしょうか。


ボディ端の穴が異様に大きいですね。ジャックやらの穴にしては。

そうなんです、元のキャビティ部のボディ厚に加えて2+2=4mmが乗ってるので、コントロール部のパーツが軒並みトップにとどかなくなってしまったのですな。


これがもともと付いていたパーツ群。

どう見ても全て、ボディトップとアルミとアクリルを突き抜けて現れたシャフトをネジ止めできる様には見えませんねぇ。
ま、ポットはこのタイプ

にすれば良いのはすぐに思いつきますが、
ジャックとスウィッチはどうしましょ?
60年代からGibsonお馴染みのこのなんとか言うジャックのスムーズな抜き差し感大好きだし、スウィッチはやっぱりSwitchcraftにこだわりたいな。

ということで、ならばとアルミとアクリルの4mm厚だけにしちゃえばインじゃん?と、大穴2つがお目見えしたのですよ。
でも元のスウィッチは横倒し型なので、縦型でもショートサイズのこちら


のSwitchcraft製にしました。

スウィッチングの軽いアクションが大変気に入りましたが、ちょっと軽過ぎかな?
でもここの感触ってすごく気になるポイントなんですよ。
テキトーな安いパーツを買って付けてみたらギクシャク、ジャリジャリしてしまうと、もう2度と触りたくなくなってしまうのですな。

という工夫で皆さん目出度く燦めくブルーの平原にニョキッとお目見えできたので、次はコントロールノブでしょうか。
オリジナルはゴールドのスピードノブですから、やはりもっと似合うものに換えましょう。


これなんかドデショ。
土台は黒ですが、上の透明部がブルー。
カナカナいいんじゃない?でもミリサイズで穴が小さくて入りません。
仕方ないのでポットシャフトの上部スプリット部をラジオペンチでえいやっと縮めたら、


なんと、すぐさまポッキリ!
え?これって真鍮とかの金属じゃないの??
どうやら違うみたいですねぇ。なんとまぁ、時代も年号も変わるものです。
くじけちゃいけないと、またもやサウンドハウスのサイトをポチッ。
ノブも別のにしなくちゃね。
すぐ届くのでモチベーションが大底にならないうちに作業できるのがせめてもの救い?
でもまたもや予算オーヴァー。

して、お次に選んだのがこちら。

ハンドメイドでどうこうと説明がありましたが、ボディのBORBOLETTA が上手く透けてくれたらステキよね。
写真では底面に白のペイントがされている様に見えますが、実物は透明のアクリル?がすりガラス状になっています。
「スプリットシャフト用」とあって海外ものだからサイズは大丈夫でしょ、と思ったらこれがあなた、穴が大き過ぎてブカブカで空回りしてまっせ!何じゃこれ?結構イイ値段したのよ。
まぁなんとかしましょ。
先ずは、ボディのカラーが透けない事はないのですが、ノブの透明部の白っぽさが目立ってしまうので、裏側からボディとアクリルのペイントに使用した残りの塗料でダークブルーに着色。
で、ブカブカの方は、タイトボンドを穴の内側に薄く塗っては重ねをやってなんとかスプリット部のギザギザ(ローレット?)をつけることができました。

ね?ドデショ?

ちなみに、ボディに使用したのがこちら。

 

はほぼ真っ黒に見えますが、マイカブルーのダークでメタリックな色合いが溶け込んで、アクリルエッジのボカシ部がステキに仕上がりました。

おっと、ここで今回は時間切れです。
色んなハップニングに遭遇して、試練だー試練だーと言いつつ降参しなかったのは、想定内のことをやってるわけではなく、すごく素敵な未来の思いつきが心に芽生えているので、そこに至る行程が一般常識かどうかなんてどうでもいいのです。事実、常識じゃ無理!なんて言葉はその過程でいっぺんも脳内に聞こえて来ないし、工夫に常識もへったくれもありません。
すごく素敵な未来の思いつきの芽を失ってはいけません。
昔の人は言いました、
“Don’t give yourself away”

ではまた!

コメント

コンドウ さんのコメント…
寸止め(笑)