来日間近となってストーンズ特番なんてものを珍しくやっていたので観てました。
「私はここから好きになりました」とか「好きな曲が入っていて〜」とかっていう、まるで無意味なナレーションが制作局らしいなぁというか、ヤングミュージックショーの頃から何も変わってネンだなぁという感じ。
私が好きなTBSの名曲魅力解析番組では、『当時のいちリスナーにしか過ぎない』日本のミュージシャンのコメントなんて、日本全国の『いちリスナー』と同列なんだから流しても意味ないと、近頃は全く採用してませんよ!
どこの国の人であろうと、その当時の現場関係者のお話が肝心と、以前はあった日本のミュージシャンのお粗末なコメントをすっぱりやめたのは流石!!
その番組の『クリムゾンキングの宮殿』回で、このアルバム(曲)の中心人物とは、イアンマクドナルド&ピートシンフィールドである(R.フリップにあらず)と集中してスポットを当てた事こそ、数多の音専誌でさえ成し遂げる事が出来なかった偉業でしょう。
似た様な意味で何かちぐはぐというか、あれっ?肝心なところが???だったのは、
ストーンズ初来日時の、東京ドームの中に入る寸前までの後楽園敷地に延々と流し続けられた黄金期の(アルバムの)名曲群によって幸せなまでに上がったテンション、もっと遡ると、近所の友人が『徹夜してチケット買おうぜ』というので近所のチケピに並んだ時のイヴェント感。
そのどれをも超えられなかった新作アルバム&ステージの内容と言っては、ストーンズファンから大顰蹙でしょうか?
初日に1階スタンドでハイドパークよろしくタコ踊りをしていた人が何人も居た光景が今だに目に焼き付いています。
様々な思いを鬱積させて来たストーンズファンが、それぞれ各々のストーンズアイコンに決着を付ける事が出来たイヴェントだったよなと、初来日公演を経験して思った事ではあります。
正直、それ以降(初来日の何日か目、前から2列目だったこともあります。隣に日本の某ミュージシャンが座ってきて「ハ~イ」なんて声を掛けてきましたが、なんだ?お前なんて知り合いじゃないぞなんて思いながら、革ジャンの懐に入れてたジャックダニエルズの750mlをぐびぐびやりながら見ていたのですが、全く何の感情の起伏も起きない光景が眼前にあるだけでした。ステイジからアンプの音がしない!それ以前に音悪すぎ! お姉ちゃんをはべらしたおっさんが嬉しそうにジャンピンジャックフラッシュを合唱しているのとか、嬉しそうだった某さんとか、楽しめている人たちが大勢いるからこれだけのイヴェントになっているのでしょうが、それだけでいいんかい?って思うのは、人が文化に触れる時の至極まともな感覚だと思うのですが)、何度か来日の度に足を運んでも何も感じない私は、以前から自称していますが『不埒なストーンズファン』なのでしょうか?
おお、特番後半は「ハイドパーク('69)」だって!いいねぇ。69年周辺がやっぱ一番良いかも。
ちなみにリクエストトップ1だった"Jumpin' Jack Flash"は、モノクロの、あのヴィデオでしか聴けないヴァージョンのヤツが一番好きです。
"Yeah! yeah! yeh-yeh!!"
*YouTubeから消えてる....ドボジテ!
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