ゆ〜りが咲いた〜ユ〜リがさいた〜パッとサイデリア〜〜〜
先日お花をいただく機会があり、それ以来お家の中にお花があるのってイイもんだなぁと、一輪挿しでも生けるようになりました。
このお方はスーパーで398円で買ってきたユリちゃんですが、最初はこんな感じで全部蕾でしたの。
それが見事開花したのですが、
こんなにおっ開げに咲くもんでしたっけ?
そして今週末我が家で見事開花したのがこちら!
前々回「KEEP CALM」の巻で野望をしたためた通り、LUXちゃんのPHONOモードの気まぐれには付き合ってられぬと、真空管式のフォノイコライザーを導入したのであった!しかも組み立てキット!!
実はわたくし、この手のキット(半田付けから何から全部自分でやるヤツ)がものすごく苦手でして、必ずと言ってイイほど失敗するのでありました。
んな、ampegとかHIWATTとかあれだけ直しておきながら何を今更とお思いになるかもしれませんが、キットものや一から自作はほとんどうまく行った試しがないのです。
しかし、写真の様に電源ランプがしっかり光っており、どうやらプリ管の「球転がし」まで行なっていると見て取れるということは?
そうです、見事完成させたのでありました!うれぴー!!!
イイこと言いますよねー。
今回のキットを見事完成できたのは、冷静に配線やパーツの装填ミス(幾つかありました)を順を追ってチェックすれば、無事にゴールまでたどり着けるということを体験したからのことです。
一気呵成に作ってしまった訳でもなく、日々の生活の中で(つってもハードな飲み会が多かったのですが)少しづつ組み上げたのも冷静に自分の作業を見つめながら行えた要因ですな。
そんな自分をちょっぴりリスペクトしてもイイっしょ!
ただし、ここでゴールではありません。
そうです、球転がしがまだ途中でした。
そして厳正なるコンペの結果3つのソケットに納まったのがこちらの方々。
両端がampeg B-25からむしり取ってきたamperexのECC83。
右がウァーリッツァー、左が地球儀ロゴプリントのものです。
このフォノイコライザーは、かのプリアンプの名機MARANTZ 7のコピーとのことで、世のオーディオマニアがこぞってそのセブンにはTELEFUNKENのECC-83を装填しているとのことで、そりゃいの一番に試しましたよ。HIWATTからむしり取ってね。
実は前回のブログは今回の前振りだったのです。
で、チェック用にターンテーブルに乗せられたのは、これまた前々回のブログに登場したKATE BUSHの「魔物語」(UKオリジナル盤)。
もちろん、1曲目の『バブーシュカ』でチェックするんですよ。
LUXMANの(ちなみに68Aというトランジスタプリメインアンプです)PHONOモードのご機嫌は10分ぐらいは持ってくれるので、まずはこれを基準としましょ。
・『バブーシュカ』の出だしのイントロのピアノの音。
・続くマンドリンの存在感。
・ケイティの声の伸び。
この辺がLUXちゃんは素晴らしいのですね。
ちなみにちなみに、68Aには"PHONO STRAIGHT"モードスウィッチというのが付いており、こいつを押すと余計なトーン回路やバランスつまみ、果てはセレクターまでを全部バイパスしてしまうという何ともニクいものですが、だったらAUXから何からそれでイイじゃん!大抵テープ切り替えやSUBSONICとかのスウィッチが接触不良起こすんだし。
まぁとにかくこのLUXトーン(要はLUXに内臓のフォノイコライザー)と比べてみましょ。
すると今回のマランツコピーキットは、ちょっとおとなしめです。
マンドリンの存在感もケイティの声の伸びもLUXの方が如実です。
しかし、LUXは低音が出過ぎなんですね、ということは声やマンドリンの中高音も出てれば下もまたグッと押し出してる感じ。押し出してるというか、『ビーン』という電気増幅の響が気持ちいいというか。
何か、KT-88のギターアンプでも感じたというか。
それに比べればおとなしいかなと。
しかし、今回のキットは低音の押し出しがいい具合に出過ぎてません。
ここ、結構クリアしたかったポイントだったんですよね。
ここまではデフォルトのキットに付いてきた中国管での試技。
んではHIWATTからむしり取ってきたTELEFUNKENはどうだったかというと、
あれっ?HIWATTの時はあれだけ興奮したのですが、そんな感じではありません。
どうもちょっとキンキンするというか。
んーこれも前に体感しましたね。
HIWATT DR-103を手に入れた時、アメリカ管が差さっていた所にampegで大成功したamperex ECC83を入れてみたけど、あれっ?というもの。
で今回、押入れから12ax7(ECC83)のストックもほじくり出して取っ替え引っ替えやってみた所、先の写真の様にamperexが一番良かったという訳。
amperexは手持ちが2本しかなかったので、真ん中の管も取っ替え引っ替えした結果です。
ご覧のGROOVE TUBE 12AX7-R。
見事そのポジションを獲得したのは、
ケイティの声、マンドリンの音が他の管に比べ存在感が増しています。
しかしGROOVE TUBEのサイトには、『ゲインが高いアンプやブライトなサウンドのアンプを温かみのあるアンプに仕上げてくれます。厚みのある太めの音。ロシア製』とありました。
ま、何事もやってみなくちゃわかんないってことですね。
実は、TELEFUNKENで行こうと思っていた時には、イコライザーのコンデンサーをHIWATT同様マスタードにしちゃおうか?プリ管のプレート抵抗はあの読めないやつ、なんて考えていましたが、
中高域の残り具合や、ブーミーにするわけでもなく音がふくよかに色っぽくさせるには、マランツにならってあのコンデンサーにかの抵抗にしてみましょか!
ん〜、冬の夜に夢は膨らみます。
これだからアナログはやめらんないのよ。
さてさてレコードの方はケイティからペンタングル、バートヤンシュときて、今はリッチーバイラークです。
みんなもアナログ聴きましょう!
生身の時間を取り戻せますよ。
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