ハードディスクに録っておいてそのまま消さずに保存していつでも観られる様にしてある"2001"。
夜中に起きてしまって何にもすることがない時とか、ホントに良い時間をトリップできる作品。
デジタルのおかげで相当細かいところまで見えるし(宇宙船の窓の中を歩く人とか)、光のシャワー(それほど大画面じゃないけど)とかリゲティの音楽(ステレヨで大ヴォリュームにして)とか、やっぱええわ〜。
この淀川さんの解説を観たのは高校生の頃、もちろん初見。
『なんと!そんな作品だったとは!!!』
ハイティーンブギ真っ最中の小僧にはいささかショック&ディライトフルな映画、いや、映画とか音楽に常に自分を揺さぶる力を感じ、そこに揺さぶられる自分を良しとし、楽しみ&成長して来たんだよな。
ところで、その頃(80年代初頭)理詰めの音専誌(rockin' onね)で編集長自らドグマの様に語っていた事と全く変わらないなぁと思ったのが、現在の21世紀に佐村河内問題で、(実際に曲を作っていた人について)ある人の語った、『これだけ大衆に支持された曲はきっと良いものだ。大衆に支持されると言う事は、これを書いた実際の作曲者にはその力があるのに、その反対側の音楽=前衛芸術を自分の本筋と追い求めるこの作曲者とは、「悪いもの」(=本筋)を作りながら良いものに手を染めることを生業としている』といったある同年代の人の発言にはほんとガッカリ(rockin' onなんて、今思えば音楽の周辺のことや、インタビュアーや書いてる奴がどう思ってるかなんて、クソの役にも立たないことだらけで、音楽についての大事な事がこれっぽっちも書かれていなかった雑誌でしたね。日本のトンチンカンな教育スタイル全般が背景なのが要因としても、ロック系雑誌、ギター雑誌なんてインタビュー以外読むとこなし。その辺のメディアの権威?が駆逐されたのって、かえって良かったんじゃん?リテラシーとして。だって好きなことなら、ことさら目利きになるでしょ?)。
そんな方々は、上の淀川さんの解説をどう理解するんでしょう?
音楽や映画の楽しみ方、例えば少し経ってみたら、もしくは何度か聴いているうちに、最初は反撥しかけていたものの良さがじんわり染み込んでくる”あの感覚”って味わった事ないのかな?と心配すらしてしまいます。
そこから人間って成長したりするもんで、その為のテキストやモティーフが先達の作品(音楽、映画etc.)としてちゃんとあり続けているんじゃないの?
ちなみに"2001年"公開時にこの作品を観ていたく感動したエルヴィスが、その後のステイジのオープニングに『ツァラトゥストラかく語りき』を使用したのはご存知の通り。
流石キング!
くぅ〜っ、ジェームスバートンのギターたまんねぇなぁ〜!
ロニータットのツーバスドラムも凄いねぇ。「キルザキング」みたいだ。
ちなみにベースのジェリーシェフは、ドアーズのL.A.ウーマンでベース弾いてる人です。
ホント良いバンド。
して2001年と言えばHALですが、
何でしょうこの装置は?
イラスト部のアップは
『奴さんには聴こえないさ』
なんのこっちゃ?
これ、自作のパワーアッテネーターです。
久しぶりにネットでググってみるとまぁなんて様々なデータがあり、んじゃいっちょやってみっかと作ってみたものです。
配線図やレイアウト図なんかは画像検索でいっぱい出てきますが、アッテネーターの型式や整合性、計算式等々、やはりその道は深いもので、何とか自分の中で整合できた形でえいやっと仕上げてみました。
しばらく使っていますが、アンプがお釈迦になる様子もないので一応上手く行った模様。
実験段階ではセメント抵抗数個だけのものもあったりして、結構上から下までバランスのとれた音がしたのですが、とてもとてもアッチッチになってしまうのでお茶の間には不向きとの事で没。
写真のパーツ類(巻線抵抗等)はこのサイトで買いました。
http://jp.mouser.com
何か電子パーツのアマゾンみたいなサイトで、ヴィンテイジものはありませんが、いざというときに重宝しそうです。
赤いケーブルは、スピーカー配線の時に余ったwestern electricのもの。
��段階のアッテネイション可能にしてみたのですが、小さくするほど高域は削られて行き、全体的に音も潰れて行くのはやはりアッテネーターの宿命ですが、今まで使用していた数々のものよりは良いかなと思えるのは、自作ならではの自己満足でしょうか。まぁ、アッテネーターに過度な期待は禁物。割り切って使うものですね。
この辺も何でも一緒だなぁ。
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