テッテ的に


あなたはどこの弦使ってる?

私はアーニーボールの.010-.046。
んじゃこれは弦の箱?

いえいえそれは『ポップインキャスター』なのよ。

では『ポップインキャスター』とは何ぞ?
その名の通り『ポッ』とすっぽ抜けて、『プイン』と挿入できる大変便利なもの。

ほら、こんなのどっかで見たことあるでしょ?



スピーカーキャビの着脱可能キャスターでは、一般的にMarshallのこちらがお馴染みですね。


しかしMarshallは『ポップイン』ではなく『ネジ式』。

するってぇととうとう手をつけるってことですかい?

イエッス!!
これですな。


当ブログ『良音秘法』でご紹介したHIWATTキャビの謎の穴(緑矢印)。

どうやらデフォルトのポップインキャスターソケットと判明したわけですが、これに合うサイズのものがどうにも見つからない。

ホームセンターにあった屋内家具用のこんなのも試してみたのですがもちろん不適合。

機構は一緒なのですが、もちろん細すぎ。


して、そもそもこの縦穴のみで支えるとなると、ソケット自体とその周囲の木部の強度がキャスターのシャフトのグリグリに耐えられるかという疑問が拭えませんな。

では、ソケット自体もキャビネットにしっかりと装着できてステイブルになるものとなると、冒頭にご紹介したアーニーボールのものが現時点で最良となり、入手したわけです。

で、すんなり目出たくかと言えばさにあらず。

●アーニーのソケットはかなり太く、デフォルトのソケット撤去とともに穴拡張が必要。
●アーニーソケットは外周が大きく、フロント2つがキャビ床面からはみ出してしまう。

そうなんです。
やたらと屈強な『ネジ式』Marshallに比べれば装着も簡単だろうという訳にもいかず、アーニー式でもキャビに「シリツ」をせねばならぬのです。


おっと、この白く半透明な物体はなんでしょう?まさか、これがあのメメクラゲか?

なんてことはなく、HIWATTキャビから無事撤去したオリジナルのソケットね。バックパネル側2つ。


先の緑矢印の写真の通り、キャビ内側にソケットは貫通しておりますので、ご覧の通り太いボルトを挿入して頭をコンコンやれば楽々すっぽ抜けます。

問題はフロント側2つで、穴はバッフルボード(スピーカーが取り付けてある板)まで達しているため、スッポコ抜くのは不可。なのでキャビ底面からドリルでこじって見るも無残に解体&撤去。

その後、アーニーソケットインストール穴を設えるため15mmのドリルで穴開け。で、

見事バックパネル側は装着できました。
キャスターセットに付属のネジでは太すぎるかと思えたので、手持ちの一回り小さいネジを使用。

問題は再三お話した通りフロント側。


この写真でいうと左側がそれですが、アーニーソケットでは外周(ツバ)がフロント側にはみ出てしまう。
ならば、ままよ!とばかりにネジ1本分エリアを金鋸でズイっと切り取り(よっ!お見事一本眉)、この様に仕上がりましたとさ。



これなら断面を黒マジで塗りつぶしておけば、キャスター外してる時も正面から目立たないしね。

ちなみに、キャスタ−4個の内側にあるゴム脚はキャスター非装着時用のものですが、工場出荷時には装着されていたであろう『天狗下駄』のネジ穴を利用して取り付けました。

この方が何かと運搬時にエイやっと持ち上げるときにも使えるし、キャスター付けたままってのもあんまり見た目上よろしくないのよHIWATTは特に(ましてやロードケースの底蓋に入れたまんまなんて... )。

ちなみに本日のBGMはこちら。


バディリッチとアララカ(ラヴィシャンカルのアカンパニスト、ザキールフセインの御尊父)のデュエットアルバム。
久々に引っ張り出してきて聴いてました(B面はバディリッチ出番なしだけどね)。
これ超ーキモチいいっしょ!ヘッドフォンで聴いたらまた良しかなぁ?
アナログからiTunesへいっちょやってみっか!カールパーマーのドラムソロとかも入れて、キモチイイドラム特集!!
ん?話や思考がムチャクチャだって?
ネジれちゃいねぇぜ!

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