ラッパッパ〜るんぱっぱ〜
何を浮かれているのかと言えば、こちら!
オランダamperex社製の12AX7/ECC83真空管です。
当然『ヴィンテイジ管』と呼ばれるものでどれもこれもプレミア化しているのですが、この度2個揃ったので我がampeg(紛らわしい)B-25に装着してみようと言うわけ。
その前に、amperexの真空管と言えばBugle Boy"でしょう?
そう、このロゴマーク。
このTシャツほっすぃ〜なぁ。
何故か日本では『笛吹童子』と呼ばれているようですが、笛じゃなくてラッパじゃん!
"Bugle"って進軍ラッパのこと。
時期によってか、デザインの種類も幾つかあるようです。
左はラッパ管がひと巻きしているBugleで、右はストレイト管。
かのマーシャルアンプがフェンダーのアンプをお手本としたのは有名ですが、その設計時のコンセプトがフェンダーアンプよりもっと『管楽器の様な強く響く音』だったそうな。
何か納得できますね。
数ある評価の高いヴィンテイジ管の中でも、その音のメリハリの良さにおいて支持の高いamperex。
ならなおのこと『笛』じゃなくて『ラッパ』でしょ。
最初の写真に戻って、実は右側のは昨年手に入れてVIBRO CHAMPで使用していたもので、左のがつい最近届いたもの。
WURLITZER(エレピでおなじみウーリッツァー)の白ロゴがプリントされています。
これらのBugleBoy以外の絵柄のものは、比較的手に入りやすかったりします。
しかしヴィンテイジ管にはニセモノも出回っているそうで、BugleBoyロゴのものは余計に注意が必要とか。
amperexに関して拙い知識で私が気をつけたのが、
Δ○○○(デルタ+数字とアルファベットの組合せ)の刻印。
先ほどのWURLITZERの白文字や、もうひとつのオレンジ色のペイントとは別に、暗めな印字で管の下の方に刻印されています。
web上の写真で判断するにはこれで、オランダメイドの当時ものかどうか当たりを付けます。
そしていざ我が家に到着、アンプにロードした際にチェックする次のポイントは、電源スウィッチを入れた瞬間に、管がパ〜っと明るく光るかどうか。
今回の2本も無事ピッカリしてくれて一安心。
さてさて、ではこの度手に入れたamperex管は果たして高らかな音色を奏でてくれるのでしょうか?
ハハハ、なんつたってブログに載せているくらいですから大成功です。
イ〜ケるケルケルケロック!
レンジが広がったというか、先述の通りメリハリがグッと増しましたぞよ。
以前ヴィンテイジツイードベースマンか何かのデモ演をYouTubeで観て、その素晴らしい音にビックリこいた事があり、そのオーナーが動画の冒頭にamperexの箱を誇らしげに画面に映していたことから、また、アメリカのVintageGuitarMagazineの記事で、ヴィンテイジのプリ管の効能を絶賛する記事を読んでから、現在生産されているJJ等の管はそれはそれで高品質なのでしょうが、やはりamperex等のヴィンテイジ管には何かあるぞ!と秘かに思っていたのです。
今回交換するまで付いていたプリ管はこちら。
"Fender"ロゴが印刷されているアメリカ製。
GEかRCAかわかりませんが、これはこれでいい音なのですが、amperexには敵いませんでした。
あ、あくまで個人的な感想ですよ。
お祝いにロイヤルウェディングに乾杯の音頭とともに供されたというMARTINIのカクテル(スパークリングワイン+ベルモット)というのをほぼひと瓶呑んでいるのですが、一向に酔っぱらいません。
それとも後から効いてきて竜宮城で目がやたら色っぽい色白美人のカッパに御酌されている夢でも観ちゃうのでしょうか?
やっぱり日本人には日本酒がよろしいようで。
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