出たぁ〜!アンティグア様〜!!
お待たせいたしました、散々告知していた「大ネタ」とはコレだったんです。
美しいですね〜。ピカピカじゃないですか。
40年前のギターとは思えません(1979年製)。
アンティグアフィニッシュとはなんと人の心を捉えて離さないんでしょう。
アンティグアと私の出会いetc.についてはぜひこちらの以前の記事もご参照ください。
では皆様、しばしご鑑賞ください。今回は久々に長いぞ〜。読み物として何回かに分けてでも何度でもお楽しみいただければ幸いです。
真っ黒のローズフィンガーボードはこの時期によく見られます。イイですね〜。
ピックアップカヴァ、vol,toneノブ、トグルスウィッチノブはこの時期のデフォルトであるブラックのものの流用ですが、かえってイイコントラストですよね。
しかしいつも思うのですが、3つ弧を描いて並ぶノブ周りって、ストラトのデザインの魅力を象徴するひとつですね。
『スパニッシュやホロウボディを踏襲したデザインが残るテレキャスター→全てが流線的なストラト』 この次元をひとつ超えたデザインの昇華って(1950年代前半に起きたこと)、人類史に残るものだとホント思います。
このトレモロユニットもこの時に発明したものですしね。
で、そのストラトのデザインの中であの3つのノブの並びは、ある種プラモデル的な印象を先ず与えることでも人心を捉えてしまうんだよなぁ〜なんて、もう何十年も思ってきました。
そしてアンティグアフィニッシュも、元は60年代に発明されコロナドやアコギに適用されましたが、70年代が終わりを迎えるごくわずかな時期にストラトのフィニッシュとして現れたなんて、70年代好きのボクちゃんとしては、ますます心ときめかずには居られなくなってしまうのですね。
「いやいや、それよりコレ左利き用ですよね⁉」
んだんだ。 なんでわざわざ、それともレアもの好き&コレクター気質なんじゃ?と思われるかもしれませんがさにあらず、この左用アンティグアストラトとの出会いが実にロマンチックなのですな。
先に挙げたリンク、ウチのアンティグアマスタングの紹介記事『麗しのアンティグア、我ら汝に敬礼せん』(←アンティグア諸島の国、アンティグアバーブーダの国歌の題名なんですね)にある、初めてのアンティグア(右用メイプルネックストラト)の思い出〜アンティグアマスタン子ちゃんとの出会いに至る中で、『一番目をつけていた、相場よりだいぶお高めの非常に珍しい仕様のアンティグアストラトはいつのまにかSOLD OUT!あきゃー!』というくだりがありましたが、
実はそのアンティグアストラトというのが、今回登場したこのストラトそのものなんです。
先の記事内で、何度も方々のヴィンテイジ屋さんを訪ね、ため息をついては帰るを繰り返していたのも、サイトを見詰めているだけで、まだ見ぬうちに(ギター屋さんが遠かったので)、どんなギターなのかも知り合うこともなくお嫁に行ってしまった左用アンティグアの面影を追い求め、アンティグアちゃん、アンティグアちゃんとストラトの試奏を繰り返す原動力になっていたほど、彼の左用アンティグアストラトは強烈に気になる存在だったのですね。そしてなんと、あれから幾数年(2〜3年ですか)、突如としてデジマートに左用アンティグアストラト掲載の通知が我がiPhoneに届いたのでした!
ンマー、ドラマチックだこと。
「左用」まで検索条件に入れていたわけではありませんので、通知をONにしっぱなしでたまにリンクを開いて見る程度で、なんだまたジャパンか、よくわかんない略語がついた再生産か、これ何度も見てるよ、という繰り返しに辟易していたのですが、ある日そこに...
という次第で、やはりレア仕様(個体数僅少)のせいか以前見かけた時と同様のプライスでした。
さぁ、困ったぞ。
しかし先ずはあの時と同じ個体かどうか確認じゃ。
実は以前のネット上に存在していた頃の写真は密かにMacに保存していたのですが、そのMacBookAirが絶不調でもうデータを整理ようと、その写真も思い切って削除した後の出来事だったので、もう、GoogleやBingの画像検索しまくり。
すると出てくるもんですねぇ。以前の写真はシリアルナンバーの途中がぼかされていましたが、その端番と、ネック、ヘッドのメイプルの木目から同個体と特定!
コレは会いに行くしかないっしょ‼
職場からそのヴィンテイジ屋さんまで電車で約1時間、駅からの歩く道のりがこんなに遠く感じるとは!
ドアを開け店内に入り、所狭しと置かれたギターの中からようやく発見。
うわっ、本当にいた!
声をかけるのはお店のご主人ですからさほど勇気は要りませんが、
「あの〜」
そして通された小部屋(試奏ルーム)に二人っきり。
「ごゆっくり(実際言われた)」キャハ〜!
そしてご主人からアンティグアちゃんを手渡された瞬間!
『あっ!やっぱりィー!!俺の審美眼炯眼は間違っていなかった〜』
というのが入手までのくだりでございます。やっぱ長すぎですね。
ということで、今回はここで一旦締めて、次回から何が「間違っていなかった」のか、じっくりご紹介することにしましょう。
結構目から鱗だったのは、レベルでいうと1952レスポールと同じくらいと行ったら言い過ぎかイヤイヤそんなことはない、だったので、じっくりじっくりご紹介しましょう。
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