先日のMIDNIGHT SPECIALのブラスネックプレートは音の基本路線をある種別物に変えるものだったので元に戻しちゃいましたが、それ以外の「ちょっとしたアレンジ」をご紹介。
右側(1〜3弦側)が購入時に付いていたものです。
して、今まさに交換しようとしているのは、左側。
これ、右の様な6角ナット式ではなく、クルーソン同様のブッシュ式なのですがこの大きさ!
そうなんです。この時期のGIBSONで採用されてたもので、これがMIDNIGHT SPECIALのヘッドに良く似合うのですな。
運良く中古パーツで手に入ったので嵌めてみようとした所、さらにヘッドの穴を広げないと無理。
「ステップドリル」なる荒物をホームセンターで安く手に入れ、リーマーでさらに微調整。
クランプを使ってムニムニっと挿入。
で、ペグはコレ!
HOW NICE! クルーソン『ワッフル』。
これも中古で現行クルーソンのもので新品同様だったのですが、初動が固い。
以前50年代のワッフルバックをいじった時はそんな事無かったんだけどなぁ。
古いクルーソン特有の固さのばらつきや遊びが一切無くスムーズ。
でもこちらは、動き自体は滑らかで遊びが無いのは良いのですが、動かし始めだけチョと重く引っかかる感じ。
使ってるうちに良くなるのでしょうか?
ほい、出来た。
トラスロッドカバーも同じく銀ピカのクロームメッキに。
シルヴァーアクセがお似合いのべっぴんさん。
MIDNIGHT SPECIALのすべてがこの大きなブッシュだったわけではありませんが、やっぱこれだよな。
ちなみにオリジナルのペグ本体は、ツマミはこれと同じ形状で、クルーソンタイプのカバーに"Gibson"とノーリン期のマークの刻印があるタイプ。
ロッドカバーは先の写真のオリジナルが欠けてしまっていたからですが、同じ物がなかなか見つからない。
黒の1プライで角が面取りしてあるツヤありタイプ。
黒く塗っちゃってもいいかなと思ったのですがそのままで。
あらかたうまくいったのですが、
ありゃ〜、ブッシュを押し込む際にクランプの端で舐めてしまい、"n"のおヒゲが、、、、
でも完璧なべっぴんフェイスではなく、何かポイントがある方が印象的だったりして。
わざとほくろを残すとかね。なんちゃって。
して、蛇足ながらこんな実験もしてみました。
裏通しとそうでない場合の比較。
ボディ裏まで伸びているボルトをナット留めしてあります。仮実験ですからね。
んでも結果はかなりイマイチな響きななっただけ。
ブリッジからの角度は変わっていないためテンションは変わらず。
ついでに気付いたのが、
これについているオリジナルのスピードノブ。
よく見たら、上っ側のクリアの部分がお茶色に濁ってるんですな。
つまり、50年代のものと一緒(ゴールドトップレスポール等々)。
レプリカのメーカーさんとかが「ウチのはここまで忠実よ」とか言ってるポイントだったりしますね。
要はするに、GIBSONがず〜っと同じメーカーの同じ製法のものを綿々と受け継ぎ使っていたということなのかも知れませんね。
コメント
本場のみそラーメンはもう十年以上食べていません。いいなぁ。