音抜けに錨抜き、風邪も抜けたか

んじゃ雪見酒と行くか?なんてちびちび始めたら途端にバタンキューを2〜3度繰り返し、オコタて目覚めたら鼻水じゅるじゅる。
やばっ!とほんのちょっと残っていた風邪薬とともに小一時間就寝。
あら効くもんねぇ。短時間でもぐっすり眠れたのが良かったのかも。
でまたチビチビ。

そんな雪の中決死の行軍で届けてくれたFedExに入っていたのは、

またもやバンブルビー。
今度は0.33uF。
これはおチェリーではなくて、別個体に装着。
そっちはもともと"GRAY TIGER"なる、今やバンブルビーよりも希少なというか、オークションには登場しない&お気に入りのコンデンサーが付いていたので、おチェリーの様な劇的な変化はありませんでしたが、なかなか良い結果。

ギターのコントロールにコンデンサーを全く咬ませない状態の音って、確かに高音の抜けはありますが、ギラツキが不揃いでちょっと手に負えない感じなのです。
そこでコンデンサー。もちろんトーンのツマミは10、つまりトーンが効いていない状態であってもコンデンサーの影響はあるわけで、それが先ほどのギラツキをいい具合に慣らしてくれているというわけ。
ん?これって何かに似ていると思ったら、例のエコープレックスのプリアンプ効果を求める理屈と同じかな?

して、バンブルビーはそのトーンの慣れ具合において中高音域の残り方が良いとか、他のではコレコレやらソレソレとか、これが世に言う『トーンを絞らなくてもコンデンサーによって音が変わる』というレスポール都市伝説だっちゅうわけ。

にしてもオーノー!
78年製のおチェリーには弦アースが無いっ!!
オリジナルの状態は、コントロールキャビティでは流し台を裏から見た様なカップでパーツ群全体を覆っていたり、トグルスウィッチもまた筒状の金属で覆うなどして、まるでダンエレクトロの様な鉄壁のノイズ対策が施されていたのですが、んなもん全部取っちゃったからねぇ。やっぱり弦アースは必要ざんす。

仕方無いのでネットでテイルピースアンカーの抜き方を調べてスッポ抜き、今まさにドリルでキャビティ方向へアース線穴を開けようとしている図でございます。
ヴォリュームポットから出ている線は、間に合わせでスタッドとテールピースで挟んでいたものです。
この後、見事単線をキャビティへ通し、アンカーをプラハンマーで打ち込んでバッチりんこです。
ちなみにアンカーと言えば、牛丼屋とか不動産とか、歩道にノボリを立てる際に支柱を支えるプラスチック製の土台。
あれって「ポールアンカー」って名前なんですってね。
国道を走り抜けるトラックからの風圧にも負けず、強靭に支柱を支えノボリをはためかせる事こそ我が運命(さだめ)とばかりの君の名は体を表す. . . . はい、もうこの辺で。早寝しなくっちゃね。

 

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