ということで、またまた再開した『男はやっぱりストラトかしら?』シリーズです。
このストラトですね。
年代や慣れそめに関してはブログカテゴリ"stratocaster"でこのシリーズがまとめてお読みいただけるのでそちらをご参照ください。
そうそう、このストラトを手に入れた当時の写真が出てきました。
すでにボディは白にリフィニッシュ済み(確か車用「ボデーペン」スプレーだったような)。
ペグがまだオリジナルの"F" Keyですね。
1弦側のホーンにもストラップピンがつけてあるのがなんとも子供っぽいですね。
どれどれなんてレフトハンドで鏡の前でやってたんでしょう。
ギターについているストラップはFenderのもの(この頃はまだ新品でメタルバックル)ですが、奥に見える幅広のヤツは、当時昔っぽいストラップが欲しくて近隣のうらぶれたレコード屋の楽器アクセサリーガラスケースを探索しまくって買い漁っていたものの中のひとつでしょう。
約30年前の写真でその当時昔っぽいとか言ってもナンジャラホイでしょうが、80年代中頃の当時と言えば、今はゴムで伸び〜るNo.1ストラップだぜとか、テキサスから出てきたブルースマンのデカイ音符がついたやつはセンス微妙だよね〜とか言ってた時代であって、こういった所謂"Woven(織物柄)"ストラップはもはや過去のもの、もう捨てちゃおうぜなんて扱いをされていた時代です。
植木さんやリンダちゃんの60's〜early70'sリバイバルはもうちょっと後だしね。
このGibsonストラップもそんな中で手に入れたもので、後に白ストラト専用になったものです。
後ろに写ってるのは70年台中盤のVIBRO CHAMPです。
パワースウィッチがスライド式ではなく、トグルタイプにゴムカバー付きという珍しいタイプで、私が買った初めての真空管アンプでしたね。
またまた長いイントロになってしまいました。
件の白ストラトは押し入れ煉獄→再現役化に向けての再生→リフレット→ボディリフィニッシュ→ネックホワイトニング&塗装やり直し→ガタガタフレット擦り合わせ→やっぱだめポ→オリジナルのメイプルネック引退。といった憂き目に遭ってきました(遭わせてるのは私ですが)。
リプレイスメントの質の良いネック(ローズ指板)を手に入れて第二の人生を出発していたのですが、役目を終えた(今にして思えば勝手に終わらされていた)このメイプルネックの行く末はどうなるんだろな〜、今はワウなんかと一緒に我が家の機材ショウケースに鎮座してるけど、悪い妄想を働かせると、ロッドを抜かれてボルトで穴空けられてスタジオのドアの取っ手になっちゃって、それでも風雪には耐えられず、結局はあの頃のwovenストラップみたいに捨てられてしまう?
ひえ〜!
それはあまりにもカワイそすぎる!
そもそも現役引退した(させられた)原因って何だったの?ともう一度整理してみれば、
いい加減な溝切りと甘く見たフレッツ打ち込みによってろくな音を発せずになってしまったということでしょう?
だったら、最後のチャンスと思っても一度ちゃんとやってみたら?という思いがフツフツと湧き上がってきました。
ペグがまだオリジナルの"F" Keyですね。
1弦側のホーンにもストラップピンがつけてあるのがなんとも子供っぽいですね。
どれどれなんてレフトハンドで鏡の前でやってたんでしょう。
ギターについているストラップはFenderのもの(この頃はまだ新品でメタルバックル)ですが、奥に見える幅広のヤツは、当時昔っぽいストラップが欲しくて近隣のうらぶれたレコード屋の楽器アクセサリーガラスケースを探索しまくって買い漁っていたものの中のひとつでしょう。
約30年前の写真でその当時昔っぽいとか言ってもナンジャラホイでしょうが、80年代中頃の当時と言えば、今はゴムで伸び〜るNo.1ストラップだぜとか、テキサスから出てきたブルースマンのデカイ音符がついたやつはセンス微妙だよね〜とか言ってた時代であって、こういった所謂"Woven(織物柄)"ストラップはもはや過去のもの、もう捨てちゃおうぜなんて扱いをされていた時代です。
植木さんやリンダちゃんの60's〜early70'sリバイバルはもうちょっと後だしね。
このGibsonストラップもそんな中で手に入れたもので、後に白ストラト専用になったものです。
後ろに写ってるのは70年台中盤のVIBRO CHAMPです。
パワースウィッチがスライド式ではなく、トグルタイプにゴムカバー付きという珍しいタイプで、私が買った初めての真空管アンプでしたね。
またまた長いイントロになってしまいました。
件の白ストラトは押し入れ煉獄→再現役化に向けての再生→リフレット→ボディリフィニッシュ→ネックホワイトニング&塗装やり直し→ガタガタフレット擦り合わせ→やっぱだめポ→オリジナルのメイプルネック引退。といった憂き目に遭ってきました(遭わせてるのは私ですが)。
リプレイスメントの質の良いネック(ローズ指板)を手に入れて第二の人生を出発していたのですが、役目を終えた(今にして思えば勝手に終わらされていた)このメイプルネックの行く末はどうなるんだろな〜、今はワウなんかと一緒に我が家の機材ショウケースに鎮座してるけど、悪い妄想を働かせると、ロッドを抜かれてボルトで穴空けられてスタジオのドアの取っ手になっちゃって、それでも風雪には耐えられず、結局はあの頃のwovenストラップみたいに捨てられてしまう?
ひえ〜!
それはあまりにもカワイそすぎる!
そもそも現役引退した(させられた)原因って何だったの?ともう一度整理してみれば、
いい加減な溝切りと甘く見たフレッツ打ち込みによってろくな音を発せずになってしまったということでしょう?
だったら、最後のチャンスと思っても一度ちゃんとやってみたら?という思いがフツフツと湧き上がってきました。
これは以前にも紹介したネックエンドの写真ですね。
スタンプから、1975年製のFenderメイプルネックと解ります。
今回の再生プロジェクトを開始するにあたり、過去幾度となくリフィニッシュをしこのネックエンドだけはクリアが塗り重なっていたのでペーパーで剥いでみました。すると、
何目で木取りがどうとかいうのは知りませんが、これって見事に目が詰まったハードロックメイプルっていうやつでしょ?
右下の打痕はいつ付けたか覚えがありませんが、こう斜めに木目を当てているのはねじれに強くするためというのも聞いたことがあります。
手に入れた当時から軽音の先輩やらいろんな人から『その頃のフェンダーのネックって一番硬くてイイやつなんだよねぇ』と言われていたことも思い出しました。
こりゃ何とかしなくっちゃね。
まずは安ヤットコ(食い切り)でフレットを抜きまくり、かつて雑に切られた溝、そこに充填された瞬間接着剤をのこでキレイにして、ハードロックメイプルの端切れをペーペーで粉にして、エポキシ樹脂に混ぜて埋めることに。
丸1日置いたら指板調整擦り合わせですが、今回はここからしっかりやろうと、こんなものも用意しました。
R(radius)付きサンディングブロックです。
ハイポジションでのベンディング時詰まりを避けるためにも241の方でやりました。
やっぱちゃんとした道具でやると違うね〜。
スタンプから、1975年製のFenderメイプルネックと解ります。
今回の再生プロジェクトを開始するにあたり、過去幾度となくリフィニッシュをしこのネックエンドだけはクリアが塗り重なっていたのでペーパーで剥いでみました。すると、
何目で木取りがどうとかいうのは知りませんが、これって見事に目が詰まったハードロックメイプルっていうやつでしょ?
右下の打痕はいつ付けたか覚えがありませんが、こう斜めに木目を当てているのはねじれに強くするためというのも聞いたことがあります。
手に入れた当時から軽音の先輩やらいろんな人から『その頃のフェンダーのネックって一番硬くてイイやつなんだよねぇ』と言われていたことも思い出しました。
こりゃ何とかしなくっちゃね。
まずは安ヤットコ(食い切り)でフレットを抜きまくり、かつて雑に切られた溝、そこに充填された瞬間接着剤をのこでキレイにして、ハードロックメイプルの端切れをペーペーで粉にして、エポキシ樹脂に混ぜて埋めることに。
丸1日置いたら指板調整擦り合わせですが、今回はここからしっかりやろうと、こんなものも用意しました。
R(radius)付きサンディングブロックです。
ハイポジションでのベンディング時詰まりを避けるためにも241の方でやりました。
やっぱちゃんとした道具でやると違うね〜。
今や貴重となってしまった素材=クラフツマンシップがまだ残っていた時代の逸品には敬意をもって接せねばならぬ。その粋(すい)を受け継ぐとは、打算や妥協なぞ入り込む余地などない世界であるということが改めて身にしみたとしやであった。
つづく。
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