う〜ん、バランス悪いっすかね?
でも下のキャビネット(ToneTubby RED ALNICO 10inch + Celestion 12inch)との相性抜群ですよ。
うへっ、またもやピンボケの魔術師で失礼。
このポットデイト?からすると1972年製?
前回ご紹介したパートリッジのトランスからして、70年代前半、いわゆる"EARLY 70'S HIWATT DR103"なのは間違いなさそうです。
そして見よ!この整然としたレイアウト!!
このオレは直角なワイヤリングは正に『匠と至芸』でございます。
彼の地イギリスでは、この功績に対して勲章でも差し上げてるのでしょうか?と思えるくらいの正に『文化遺産』『文化財』でしょ。
ヘッドキャビからシャーシを引きずり出して見れば見るほど納得の歴史的アンプ。
ん〜、これを手に入れた意義は実に大きいっ!
しかと復活させネバッ!!
ということで気合も入ったところで先ずは行ったのが、『電源が入らない』との伝え聞いた状況。
おやおや、このヴォルテイジセレクターにはセレクトピンが刺さっていない。
つまりこの
セレクトピンを紛失してしまっている状態なのですな。
(しかし運良くというか、立て続けにというか、こりゃムリだろ?と思っていたこのセレクトピンを海外オークションサイトで発見。こういうことって実に巡り合わせなんですな。現在到着待ちです)
しかし、前オーナーが105V"ポジションで内部結線済みでしたので、ここと『電源入らず』は直接的な因果関係はなさそうです。
ヒューズが見事にブッ飛んでいます。
6Aのところに4Aを差し込んでいるのが原因ではありますまい。
これは何時か体験したことがあるゾ〜。と見回して見ると、
うへ〜やっぱり。
パワー管EL34のひとつがアタマがマッシロに!
そしてソケットから引っこ抜いてもっと良く見てみると
土手っ腹に穴が!
ガラスが溶けちゃってんじゃないの!!
4本のうちの1本のみの症状なので、こりゃーampeg B25再生時にも経験した、パワー管へと繫がっているバイアス系統の配線不良かなにかであわれご臨終になったものかと類推できる訳ですな。
ちなみにプリ管は問題なさそう。
両端がFenderで、間がテレフンケンと出ました!Mullard。
さてさて、では、懸案どおり、パワー管の接続部周りと、定番の電源サプライのリフレッシュと行きますか。
ということで、今回はここまで。
つづく
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