あら?ストラト久しぶりじゃない?
で、おNEWな話はないの?
んな訳ないじゃない。
オホホホ、4点止めにしましたのよ!
『男はやっぱり〜』をご覧頂ければお解りの通り、このストラトは1975年製(74、76年説あり)。
とちゅうことは、ティアドロップ型ピックの様なプレートでおなじみの3点止めであった訳です。
実はネック美白&リフィニッシュ(ボディも)で甦ったつもりが、稚拙な腕前で打ち込んだフレットが結構ガッタガタで、先日まで擦り合わせの日々であったのでした。
このモノリスの様なフレットレベリングファイル(HOSCO TL-FL160S)が結構な代物で、おかげで楽チン作業ができウレシイ限り。
といった経緯の後、確かに生音はそこそこ鳴ってはいるが、どうもテリーに比べるともっさりしているというか。。。
形もブリッジも異なるギターなのでヘタに比べるべきではないかもしれませんが、レスポールでもテリーでも、すぐれたソリッドギターの響きというものは、ガッシリしたボディ&ネックに渡された弦がシャリ〜ンと鳴り響き、しかも中音や倍音の豊かなものでありまする。
ので、もちっとなんとかなんねぇのかなぁと考えあぐねた結果、ネックジョイントの堅牢さにおいて先の2者は秀でている。
に比べてこのストラトはというと、
『あれ〜っ?いつの間にか1弦がねっくのそとにはみでてるよ〜。そうだ、こんなときはこうすればいいんだ〜』
そして6弦側のボディ角とネック上部をそれぞれの手でしっかり握り、ネックを6弦側にバキッ!と
『ほらねなおったよ〜』
でおなじみの3点止めであります。
そこで自ずと思いつくのはジョイントの4点止め化。
しか〜ししかし。
こんな経験はありませんか?
ネックの角度調整用のネジを締め込んでネックエンドをちょいと浮かせた状態と、そのネジは引っ込めて、ボディにネックがビッタリ密着させたのではどっちが鳴りがイイかといえば。。。
そうなんです。ネックエンドを浮かせた方が生鳴りが大きく、ビッタリ密着にはあまり良い印象がなかった事をこの私めも思い出しました。
とするとちょいと不安ですね。
しか〜ししか〜し、ここでまた私の悪いクセ
『ん〜にゃ、きっと上手く行くハズじゃ!』
という、何故か前向きなひらめきの予感がオツムにビシッと走りましたのでレッツラゴー!!
だからといって、ただ単に穴開けて止めただけではありません。
先のネックエンドを浮かせたら鳴りが大きくなったというのは、単にネックが暴れているだけなんじゃないかと。
レスポール&テリーの堅牢組から見れば矛盾した話だもんね。
ならば、堅牢組を見習ってやってみましょ。
レスポールもテリーも、その堅牢さに一役買っているのが『シングルカッタウェイ』なのでは?
ならばレスポールとは行かないまでも、テリーに近づくにはジョイントの6弦側の密着度なんじゃないかと。
まぁ、当てずっぽうなんですけどね。
その結果がこれ。
どうです?ほとんどビッタリすき間無しでしょ?
ネックもボディも一度ネジ穴を埋めて、ネックを思いっきり6弦側とボディエンド側に押し当ててクランプを咬ましてネジ穴位置を決め、ギュウギュウネジ込んだ訳です。
1弦側はこんだけ空いちゃいましたけどね。
でも弦落ちもなく一安心。
試しにネックを左右に揺すっても3点止めのときの様に動いたりしません。
で、肝心の鳴り&音は?
これがアナタ、高音の響きも良くなり、確実にソリッドな鳴りと響きを奏でています。
ネックのバイブレーションが落ちたかと言えばさにあらず、左手の指の背の毛がワサワサっと震える様なシッカリとした振動とでも言いましょうか、暴れる様なネックの振動ではなく、まるで初めて50年代のレスポールを鳴らした時の様に、左手に(ネック)、お腹に(ボディ)、その鳴りを感じる事ができました。
もちろん世の中の3点止めストラトは全て4点止めにすべしとか言うつもりは一切ありませんし、その効果は年代によってまちまちでしょうし、私の受けたインプレッションは私だけのものかもしれません。
でもやってよかったって本人が思ってるんだからイイじゃん!
ちなみにこのプレートは800円位のノーブランドです。
手近な所では"F"マークのが売ってなかったし、ebayではFプレートにお好きなナンバー刻印サービスがあったり(3点止めプレートのシリアルを移植してもいいね)、レーザー彫りでジョニーキャッシュが中指おっ立ててるのがあったりで、また選ぶ楽しみもありそうです。
下にティルトネジの穴がちょっと見えちゃうのは4点止めコンヴァージョンあるあるなのでご愛嬌。
これでまたこのストラトを愛でる機会も増えたというわけ。へっへ〜んだ。
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