http://www.malony.co.jp/know/gallery/cm03_08.html
『味つき』って言ってるのね。
最初ラジオで聴いた時には玉緒さんのパフォーマンスの底知れなさに圧倒されたものです。
再びと言っても、音質の鍵となるコンデンサーをあれこれする時に結構な頻度で登場するブランドがMalloryだったりするわけです。
先日の酒田セッションに持って行ったampeg B-25。私が手塩にかけた、というよりポンコツ状態から何とか解らぬなりに修理&パワー管のグレードアップ(7027 to KT-88)による別次元昇華をした私の強い味方アンプでありますが、前回も書いた『バンドアンサンブルの中での音の存在感』の検証では、「抜けは問題無しなれど、もう少しミドルに色気が欲しい」という結果を胸に抱いて帰ってきました。
そこで注目すべきはプリアンプ回路のコンデンサーなのですが、このB-25購入&再生時には訳も解らず飛び込んだアキバの某店舗でご親切にも色々教えていただいた中でチョイスしたのが、下の写真にある"JANZTEN"ブランドのものでした。
デンマークのオーディオパーツブランドであるこのヤンツェン(またはイェンツェン。ジャンセンとは読まんでしょうBjorn Borgをビジョン ボルグとは読まない様に)。同ブランドにしては結構な低価格ってのも魅力でしたのでこれを装着。もともと澄んだ音がするアンプゆえ、スッキリした音の印象でまぁイイんじゃない?と思っていました。
しかし先述のセッション時に感じたというか、また欲が出て、その時すでにオツムに浮かんでいたのはVIBRO CHAMPで試したMALLORY BLUE MOLDED。
しかし、ebayだと1個$20相場だし、もひとつ気になるのはネットショップで見かける、いわゆるヴィンテイジコンデンサーの注釈『ギターのトーン用であってアンプには使用不可』というもの。
アンプの高電圧には、いくら元のスペックの耐圧内だとしても経年でそうはいかなくなってるというのがおそらく理由なのでしょう。
ナラバと目を付けたのが、現行MALLORYのフィルムコンデンサー。『ツイードトーン』と評されてしかも1個¥200はお買い得。これなら仕事帰りにヒョイと買って来られるしね。
つまり、マロリーちゃんでB-25を少し『味つき』にしてみよかというわけ。色も白だし。
ということでMALLORYに変更後の写真がこちら。
ヒョイと買って来られた割には数が1個足りなかったのはなんたるウツケ。運良くVISHEYのもの(薄黄色)が手元にあって、これもミッドレンジに定評がありますのでこちらを装着。
さてさて結果はというと、評判に違わずミッドレンジが少し膨らみましたなぁ。これはイイんじゃない?
まだ自宅w.アッテネーターで試しただけなので、スタジオで爆音で試すのが楽しみね。
最近嬉しい事に拙ブログへのアクセスが大変増えています。
なので、久々にこの注意書きを入れておきますね。
何も知らずにアンプの中身を開けるのは自殺行為です。 コンセントを抜いてしばらく経っても、アンプ内部には様々な箇所に数百ボルトの電気が蓄電されており、うっかり触るとなればあの世行きです。家庭用コンセントは100Vなのは周知でしょうが、その数倍の電圧の電気がアンプの中には溜まっています。私自身、電気回路知識には疎い身ですが、いの一番に勉強したのが、この蓄電を解除する方法です。器具も手づくりしました。
実は仕事帰りにはヒョイとは買えぬ、アランドロンのハナをかじったじゃなかった、アランブラッドリィのカーボンコンポジット抵抗をこれまたプリアンプ回路のある箇所に使うとマジックが生まれるという、いつぞやアメーリカ人に教えてもらったのも試したくなって来たぞよ。そちらはまたいずれにね。
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