ジミの気持ち

こんな記事でもどなたかのお時間のお供にもなれば

イイっすね!

ところで、特に前半やたらとチューニングしてるジミの右手に注目。
そう、利き手とは逆のストラトを弾くと、チューニングペグを回す手つきがこんな感じになるんです。
私も左用アンティグアを手に入れて、利き手とは逆のストラトライフを満喫していますが、今回はそんなジミの気持ちになってみようというお話。


そうそう、ペグのアタマがソッポ向いてたらこんな感じでつまんで、


今度はこっち向きそうになったらこんな感じ

ね。

せっかく全部上に揃ってるストラトのペグが全部下に付いてるんだったら、そりゃこんな感じになりますわな。
これもイキなもんです。

「レスポールの下側も一緒じゃんよー」
まぁまぁ、いいじゃないですか。


ほんじゃお次はこれ。

ヴィデオの冒頭、ノブをああやって回すんですね。



ブリッジの上側にノブがずらっと並んでるとか、いつ見てもデカい手だなぁとかじゃなくって、ノブを回す方向ね。


ウチの1976年製サンバーストストラト右用(以下サンバ76ね)をもしジミみたいに左利きの人が構えたらこんな感じにノブが上側にズラっと並びますね。
で、イッチョやったるか!とVOLUMEもTONEもフルアップにしようとすると、さっきのヴィデオのジミみたいになるわけですね。
ここでポイントなのはノブを回すのは時計回りってこと。
ジミなら左の手首を内側にクニッとひねる感じね。

では右利きがジミの気持ちになるには....
先ずはサンバ76を左利き用にせねばですので、ひとつ鏡の国のとしやになって〜
アパラパー!


おお!見事に逆‼
鏡の国ゆえ、ノブの数字も文字も左右がひっくり返ってますね。

ではと、やったるでーっとVOLUMEをグバ〜っと上げるには、さっきのジミみたいに手首を内側にひねって(今度は右手ね)ノブを回せば『気分はもうジミ!』

何を70年代のポパイみたいなこと言って一人で盛り上がってんのよっ!

ぬハハ、皆さんもイメージできました?
さぁ、ここでお立ち合いです。

ジミの場合は、右利き用のフツーのストラトを使ってるのですから、先ほど申し上げた通りVOLUMEを上げるには回す方向は時計回り。
しかし、鏡の国のストラトでの『気分はもうジミ』だと.... 
そう、反時計回りなんです!

えっ!
うわちゃー、左用ストラトって(ウチのアンティグアも)、ノブの文字配列も、回す方向も右用と一緒なんですよね。
ベーシックな仕様は左利き用でも、そこまでは無理して「逆」にはなっていないというわけ。
んなら、ここまで引っ張った『気分はもうジミ』は企画倒れではないかー!宇宙の向こう側から何かしらの力が働くとか、なんとか姫が降りてくるとか、異次元への扉でも見つけない限りジミの気持ちにはなれない?歓喜の歌が高らかに響く場面など訪れなイ〜⁈

さぁ、ここで海原雄山のように「むうゥ」とひたすら悔しがって感情的なるか否かがその後の運命の分かれ道ですよ。

極めて冷静に、しかもオツムはキレッキレにネットの海を彷徨ったおかげさまで、私の手元には宇宙の次元は越えずとも、国境を越えてこんな素晴らしきアイテム(これもポパイっぽい?)が届いたのでありました!


わかります?
真ん中のノブだけ文字列(数字の並び)逆ですよー。


ハイっ!3つ揃いましたっ。

(しかし、インチ用だったはずなのに妙に穴が狭くて、仕方なしにドリルで少しコジったら、今度はブカブカ。ありゃ〜ってla farfalle nella notteの時のようにまたタイトボンドを内側に薄く塗っては乾かしを繰り返し、半固まりでムニュッとポットに差してという寸劇がこの間にありましたことを付け加えておきます)

おっしゃ、んでは中にあるポットの配線を逆にすれば(3つある端子の1番と3番を入れ替えちゃえば)イヨイヨ反時計回り、『気分はすでにジミ!』
だったはずが、そうは問屋がおろしてくれない事態に陥りました。

そりゃまたどして?

この続きはまた次回ということで。

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