本日はギターのお話などを。
我が家に新しい仲間が加わりました。
じゃ〜ん!
1966年製のMUSTANGです。
色は「ダコタレッド」っちゅうやつです。
写真ではマッチロですが、ピックガードはレトロなセルロイドのパール模様。
してよく見えませんが、外装がシルバーのこのケースもちっこくてキュートです。
「1966年の終戦記念日の次の日」
ではなくて、いちばん左にある「16」とは、MUSTANGの型番、 いちばん右の「B」の字は、B級ではなくて、ネックの太さの規格だそうです。
この「マスタン子」ちゃんは、なんとナメリカヴィンテイジディーラーから直に飛んで我が家にやってきた訳でありまして、普段なら、必ずお店でテケテケしなければとてもではないが購入にまでは至りませんが、果たしてどういう風向きであったのでしょう?
良くわかりません。
『安全にパッキングして送るよ』と、 彼の国の御仁はおっしゃってましたが、梱包をひもとき、 ケースを明けたらこんな感じでした。
むうぅ、確かにケースの中では大人しくしていたようですが、 ネック止めのホックなんぞはカンタンに取れてしまうし、 最低必要限のみといったところでしょうか。
現在、日本では結構なお値段のするこの若干入門用的なギターですが、 購入した金額は、円高じゃないやドル安?でたいへんリーズナブルプライスでした。
ショップのサイト写真で見る限りとてつもなく状態が良さそうに見え、 1966年製なのにほとんど新品同様とは果たしてほんとにダイジョブかしらんと、却って不安も頭をよぎりました。
もしや、目に見えぬ重大なる欠陥(買ったはいいが人には言えぬ事情で弾くに弾けなかった前オーナーの深淵なる遺恨による祟り=跳ね馬かフォードマスタングマッハ1を駆る前オーナーが枕元に乗り付け、よくもオイラのマスタン子を奪って行きやがったなニャロメ。 お前どんだけ弾けるんだか弾いてみろとか言われ夜な夜な往生する)なぞ 無けりゃ良いがとも思ってましたが、まぁ、その時はその時です。
で、じっくり見てみましたが、 ほんとにピッカピカ。
日本製を逆輸入しちゃった?とも考えましたが、 そんな事も無い様です。
現在ヴィンテージギターが世界一高いのがアメリカだそうです。
しかし、王道のモデル以外は値崩れを起こしてると聞いた事もあるのですが、 まぁ、その辺の事情はほんとの所は解りません。
いずれにしろ本国では、ストラトetc.程人気が無い様で、結局使われずじまいだった 個体が多いということでしょう。
音もけっこうガッツリした音が出るし、良く言われる、チューニングの狂いもありません (トレモロアームをウネウネいじり回してもほとんど狂わないのですなぁこれが)。
ただし、思いっきり弾くと1弦が外れっちゃったりと、ナットにはガタが来てるようで、 さっそくリプレイスメントしてみましょう。
ということで、FENDER用のナットを買ってきたのですが、 他のメーカー(¥4〜500程度)が売り切れだったのであきらめましたが、 ドボジデ、フェンダージャパンなるブランドは¥2000もするのでしょう?
素材も普通の牛骨だし、まぁボトムのアールはピッタンコで重宝しましたが。
んで、やってみましたが、難しいですなぁ〜。
1年前にテレキャスターを行なった時には、すんなりいったんですけどねぇ。
現在進行形で、溝の深さや角度、音質に耳を傾けて調整中です。
チョッピし短いスケールのせいで、通常張っている弦のゲージだとグニャグニャなので、
思い切ってボトムの太いのにしてみましたが、やりすぎの様でした。
レギュラーゲージに戻します。

というわけで、状態はすこぶる良いのですが、なんだかんだで手は掛かりそうです。
名前が『じゃじゃ馬』ですからね。
記念にと思って、この文庫本も買ってみました。
ほぼチャーのインタビューですが、これがまた実に面白かったです。
あの人ホントに機材の事あまり知らないんですね。

日本でのマスタング人気はもちろんチャーのおかげですが、 本の中にもありますが、大きさだけでなくどこか日本人と息が合う楽器
なのかなという気がします。
ま、ソニックユースやグランジ以降の事は良く知りませんけど。
え?けいおん?
知ってるはずないにゃん。
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